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没頭力はスピードがもたらすチカラ

塾で生徒を教えておりますと、スピードが如実に学力を反映しているなと思うことがあります。

出来る子は総じて解くのが速い。

だからうちの塾では、テストも、授業中も、タイマーとストップウォッチのダブル使いで、とにかく時間を意識させるようにしています。

百ます計算も実施しているので、よりその雰囲気は顕著かも。

授業内における目標ページも、各個人のノートに記載していますし。

「あなたのペースでじっくり出来ます。マイペースな君にぴったり!」

個別指導だとか、うちみたいな自立学習とかでよく言われる言説です。

でもね。実際のテストにおいて、自分のペースで出来ることなんてあるかい?

大体時間と格闘しながら、終わるか終わらないかのラインをせめぎあっているんじゃないのかい?

もちろん普段の授業はテストとは違うので、一問に念入りに時間かけて戦う時間もいいでしょう。出来ないうちは特にね。

でも、最初から時間のこと何も考えずに、ダラダラやることを「マイペース」なんて言葉で体裁よく言い換えちゃダメだよな?

「あなたの一時間で勉強した量は、本当に一時間で終わるべき分量でしたか?」

ここがうちの塾で、学習ノートに目標ページを書いている意味。

終わりどこまでかを考えずに時間だけやっても、勉強苦手な子は特に、得られるもの何もないですよ?

私は時間を意識することで、勉強に対する“没頭力”を上げたいなと思うんです。

没頭力は集中力とも言い換えられるか