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没頭力はスピードがもたらすチカラ

塾で生徒を教えておりますと、スピードが如実に学力を反映しているなと思うことがあります。

出来る子は総じて解くのが速い。

だからうちの塾では、テストも、授業中も、タイマーとストップウォッチのダブル使いで、とにかく時間を意識させるようにしています。

百ます計算も実施しているので、よりその雰囲気は顕著かも。

授業内における目標ページも、各個人のノートに記載していますし。

「あなたのペースでじっくり出来ます。マイペースな君にぴったり!」

個別指導だとか、うちみたいな自立学習とかでよく言われる言説です。

でもね。実際のテストにおいて、自分のペースで出来ることなんてあるかい?

大体時間と格闘しながら、終わるか終わらないかのラインをせめぎあっているんじゃないのかい?

もちろん普段の授業はテストとは違うので、一問に念入りに時間かけて戦う時間もいいでしょう。出来ないうちは特にね。

でも、最初から時間のこと何も考えずに、ダラダラやることを「マイペース」なんて言葉で体裁よく言い換えちゃダメだよな?

「あなたの一時間で勉強した量は、本当に一時間で終わるべき分量でしたか?」

ここがうちの塾で、学習ノートに目標ページを書いている意味。

終わりどこまでかを考えずに時間だけやっても、勉強苦手な子は特に、得られるもの何もないですよ?

私は時間を意識することで、勉強に対する“没頭力”を上げたいなと思うんです。

没頭力は集中力とも言い換えられるかもしれません。とにかくその問題に全神経を注ぎ込めるような力のことです。

学問をする上でなくてはならない力だと思いますし、むしろ「学歴」というものが、これまで通りの力を持つのかどうか不透明な時代に、勉強の持つ意味は没頭力に集約されてくるのではないかとすら思います。

ですので塾では、勉強時間中は常に、テストのときのような環境にしたい。いわゆる学園モノのドラマなどで出てくる、肩肘ついて窓の外を見つめるような生徒がいないようにしたいのです!笑

こんな感じね!(出来れば肩肘ついて欲しかった...)

まぁ、普通のちゃんとした塾にあまりこういう子はいないかもしれませんが。

今は出来なくても良い。スピードなんてものは急には上がりませんからね。

でも、今よりもっと計算や英文を訳す速度が上がれば、確実に出来るようになってきます!だから自分の持てるギリギリのところで時間を設定するんだ。

勉強時間はきちんと取っているんだけれど、イマイチ成績が、、、なんて人は、没頭度が弱いのかもしれないよ?

スピードにこそ気を配って。早く終わったらスマホやらゲームやら自分の好きなことすればいいじゃない。

没頭力を上げるために、まずは時間の使い方から考えていこう。

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