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【部活?勉強?】どっちを優先すべきか迷ったら

自塾のような「進学塾」を謳っていない塾だと、この質問を受けることが多い。


結論から言おう。


部活だ(ただし進学校を除く)。

塾の先生ということで、ポジショントークするなら「勉強!」と言わなければならないところだが、実際問題、今の栃木県立高校を受験するのであれば、ぶっちゃけ勉強は後からでも大丈夫。


もちろんなぜそう言えるのか、理由をつけて述べようと思う。


【理由】栃木県立入試の平均点が低いから
受験勉強

栃木県立高校入試の平均点は、下野模試から算出するに250点~270点


倍率などを考慮しない概算ではあるが、偏差値60の高校であれば340~350点、偏差値40の高校であれば200点くらいが合格の目安となる。


200点というのは、英語と数学が20点台でも、国語・理科・社会で各教科50点を取れれば到達する数字であり、偏差値50くらいまでの県立高校に行くのであれば、まず間違いなく部活引退からの勉強で間に合う。


しいて言うなら偏差値55超えるような、所謂進学校に行くのであれば、事情は少し変わってくる。


何が変わってくるかというと、英語と数学で稼げないと、ここまで言ってきた考え方では350点代には届かないのだ。


進学校は英語・数学が命
進学校は英語・数学が命

ここまで述べてきたのは、部活をガッツリやり、夏以降に受験勉強を始める層は、受験において英語・数学をほどほどにし、リソースを点数の比較的取れやすい理科・社会・国語に割り振るべきという戦い方の話だった。


しかし、進学校ではこの戦い方ができない。英語と数学で点数が見込める必要性があるのだ。


英語と数学の平均点がおよそ30点~40点


この点数から、どれほどの生徒がこの2教科に頭を悩ませているかが分かるだろう。


なぜ点数が取れないか。


数学と英語には時間の制約があるからだ。


時間を十分にかけれられれば、もう少し点数が伸びる子もいるだろう。


しかし、試験においては「まず終わらない」ということがネックになるので、せっかく勉強し、力がついてきてもそれが十分に反映されないといった現象が起きるのだ。


(国語もそのきらいがあるけれど...)


英語・数学を伸ばすには時間がかかる
英語・数学を伸ばすには時間がかかる

英語と数学を伸ばすには時間がかかる。


前述の通り時間の制約がある上に、これらの教科が知識の総合力を問うてくるからだ。


英単語一つ覚えたら長文が読めるわけではない。数学は本質を理解しなければ、「数字が変わるとできなくなる。」なんてことが起きる。


智心館でも、英語と数学を授業で通年行っている背景には、そんな課題意識がある。


進学校いくなら勉強優先。だけれども...
進学校行くなら勉強優先。だけれども...

まとめに入ろう。


もしあなたやあなたのお子さんが進学校を志望するのであれば、部活よりも勉強を優先すべきだ。


進学校かどうかの基準は、個人的には偏差値60近辺


これくらいの偏差値帯になると、部活引退後勉強しても数学と英語がネックになる可能性が高い。


偏差値55までの学校であれば、個人的に多少勉強がおろそかになっても、今まで頑張り続けたことを途絶えさせてしまう方がもったいないと思う。


クラブチーム所属の場合

また、クラブチームに入っていて、活動が一段落つくのが年末みたいなパターンもある。


この場合は本当に個々で見ていかないといけないと思う。


いくら「部活やめてから頑張れば」と言えど、入試まで3,4か月では一からの勉強は不可能だ。


まず自分が受験する高校のおおよその合格点を知っておくこと。


そういった生徒の場合、特色選抜での合格を目指す子もいると思うが、明らかに合格点数に足りない場合、いくらクラブチームで好成績を収めていても、特色で落とされるので、夏休み終了時をある程度の目安に、活動をセーブしていくなど、調整が必須だ。

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