今後、栃木県の県立高校がどうなっていくのか
- 塾長
- 7 分前
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こんにちは!栃木県下野市小金井の学習塾智心館、塾長の谷畑と申します。
『第三期県立高校再編計画』という言葉をご存じでしょうか?
現在、栃木県内は少子化や進学ニーズの変化による影響などを踏まえ、県立高校の再編計画を行っております。
ということで今回は、県内の高校が今後どうなっていくのか、すでに発表されていることをまとめました!
学校の統廃合・学科の改編

現在分かっている学校の統合を時系列に沿って書いていきます。
令和8年
矢板高校
機械科、電子科が工業システム科(定員40名)に改編。機械及び電子に関する選択科目を開設。
令和9年
①宇都宮清陵高校
全日制過程募集停止。フレックス・スクールへ再編。
②鹿沼南高校/鹿沼商工高校
未来共創型専門学校※詳しくは後述 へ再編。
③今市高校/今市工業高校/日光明峰高校
スポーツ、工業、福祉系列の導入。普通系の系列や、観光など地域に関する学びの充実を目指す。
令和10年
栃木農業高校/栃木工業高校/栃木商業高校
未来共創型専門学校へ再編。
令和11年
①真岡北陵高校/真岡工業高校
未来共創型専門学校へ再編。
②那須拓陽高校/那須清峰高校
未来共創型専門学校へ再編。
未来共創型専門学校(仮称)って何?

複数の学科が同じ校舎に集まるのに伴い、幅広い分野の知識を持つ柔軟な発想のできる人材の育成を掲げています。
また、地域産業と連携した実践的な職業教育や、大学進学等も目指した発展的な普通系科目の選択も目指します。
職業系専門高校(いわゆる専門学科を持つ高校)が地域で一つだけになるエリアも多いことから、一つの高校でできることを集約してしまおう。
かつ、せっかく集めるんだから分野横断的な学びができるようにしようってことなんだと思います。
中等教育学校への再編

続いては中高一貫校についてです。
中高一貫も近く大きな変化を迎えます。
結論から言うと、宇都宮東高校と小山高校に関して、高校の募集がなくなり、完全な中高一貫校へと変わります。
令和9年度
宇都宮東高校前期課程募集開始
令和10年度
小山高校前期課程募集開始(=中学募集開始/この時点では高校の募集も行っています)
令和12年度
宇都宮東高校募集停止
令和13年度
小山高校募集停止
まとめ

こうやって見ていくといかに少子化の影響が強いのかが分かります。
2023年には、県内の出生数が初めて1万人を割ったというニュースがありました。
今後も少子化のペースは加速していくことが見込まれています。
私も塾講師としてはもちろん、親でもあるので、今後の状況がどうなっていくのか非常に気になるところです。
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