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英語の新教科書改訂がヤバい【落ちこぼれないために】

  • 塾長
  • 4月17日
  • 読了時間: 3分

こんにちは!栃木県下野市小金井の学習塾智心館、塾長の谷畑と申します。


2025年は中学校の教科書改訂の年!


ということで新しい教科書を取り寄せてみると、凄いことになっていました...





英語と数学は苦手教科2トップ
英語と数学は苦手教科2トップ

このブログを見ている方は、中学生(もしくは小学生)をお持ちの親御さんだと思いますが、現在の中学生の平均点(下野模試)はどの程度かご存じでしょうか?


正解は


数学:30点代後半~40点台前半


英語:40点代前半~後半


です。


そんなもんだと思った方、ビックリされた方、それぞれいらっしゃると思いますが、これが新教科書になることで、より英語の平均点が下がるなんて事態になりかねません...


新教科書によって変わること
新教科書によって変わること

塾最寄りの下野市では、NEW HORIZEN(東京書籍)からNEW CROWN(三省堂)に変わります。



今までと特に変わった点で言うと、


【中1の変わってよかった点】


不定詞を習っていない段階で出てきていた「want to~」が2年生になりました。


【中1の変わってよくない点】


旧教科書で中2の初めだった「be going to~」など未来の表現が中1に降りてきました。


【中2の変わってよくない点】


①「受け身」が3年生に持ち上がります。


②代わりに現在完了が中2に降りてきます。


中3は特に良くも悪くも変わっていない気がします。


覚える単語量は変わった?
覚える単語量は変わった?

単語量は教科書が変わっても大きく変わりません。


しかしながら、そもそも現行の指導要領に関しては、小学校で600語、中学校で1600語と定められており、旧学習指導要領での中学校の単語数が、1200語とされていたことを考えると(旧指導要領では小学生は英単語が必修とされておりませんでした)、小中合わせて2200語ですから、以前のおよそ2倍になっています。


これが英語教育のリアルなのです。


中1の始めたてが勝負の分かれ目か
中1の始めたてが勝負の分かれ道か

個人的に最も大変なのは中1の初めだと思います。


なぜなら5月末までの段階で、


①be動詞、一般動詞


②①それぞれの疑問文、否定文


③whatを使った疑問文


④How many~の文


⑤canの文、及び疑問文、否定文


を標準的なカリキュラムで終わっていることになっているのです。


これは明らかに詰め込みすぎです。

※確実に「Are you play~?」って書く子が続出する...


英語を苦手にしないために
英語を苦手にしないために

英語を苦手にしないために、新中1生に言いたいことは、「復習すること」です。


英語はとてもロジカルなので、一つ一つ理解していけば「チンプンカンプン」なんてことはありません。


よっぽど日本語の方が訳の分からない運用をしています。


すでに申し上げた通り学校では、ハイスピードで授業が進んでいくことと思われます。


なかば分からないところは自己責任で切り捨てられていくのが、現在の英語教育です。

※とても忙しいことが分かっているので、これに関して学校の先生を批判する気持ちは毛頭ありません


であれば、自身で策を講じるしかありません。


また、単語に関しても、学校で覚え方を懇切丁寧に教えてくれるとは思わない方がいいでしょう。


読みを調べ(幸い、デジタル化が進んでおり、QRコードで新出語句はすべて発音が聞けるようになっています)、繰り返し自身でテストをしてみる。


こういったことができるかできないかで、英語が得意になるか苦手になるかが変わってくると思います。

 
 
 

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