小テストは生徒との会話
学習塾智心館がめっちゃめっちゃテストを重要視していることは、これまで通塾されている方であれば知っているでしょうし、個人ブログやツイッターでもたびたび話題に上げているのですが、

ちなみにテストがしんどくて塾やめる子も過去に結構いて、私自身の首を絞めているのもまた、この小テストなのでした....(苦笑)
テストの答案は雄弁にものを語ります。
通分すべきところ、最小公倍数かけちゃったんだな、x+2=3xだとぉ...みたいな。
だからこそ、1回授業中に躓いた問題はテストでもう一度出す。
何出すかなんてもちろん言わないですよ?補助輪を使って自転車乗れたら、次は実際に補助輪なしで乗れるかどうかやってみるじゃないですか。
これは現在塾に通っていない子でも同じですよ?
先生の話を聞いて、解説読んで、もう一度解いて、まぁ、出来るでしょう。
1週間後、1ヶ月後、同じのやってみるんです。
1ヵ月後出来たらその理解は本物でしょう。出来なくなってるっていう事の方が多いと思います。
そしたら、またやるんですよ。
まずは熟考すること。効率だのを追い求めなくていいから、戦い抜くこと。
だからこそ、戦った答案はしっかり褒めます。
僕が生徒に言う「戦った」とは、方程式の計算、図にするとか、色々なパターンを試してみて空間図形の問題解くとか、いわゆる“めんどくさいこと”をしているかどうかです。
苦手な生徒ほどこれをやらないんです。
空白で提出。。。
でも、効率的ということは非効率なことを積み上げていく中で体得するものだと思っているんですよ。
所謂最短距離を走ったのでは、周辺の理解が乏しいというか。
多分イチローに言わせれば、「深みが出ない」んだと思います(そういうインタビューが稲葉との対談であるんです)。
もちろん入試が近くなれば、非効率なことは少ない方がいいし、“点の取り方”をレクチャーした方が生徒のためになる(ならないけど)のですが、今のこのゴールデンウィークだ、ましてや中1、中2だって言うならば、なおさら結果的に回り道だったとしても、めんどくさいことやったほうがいいと思うのです。
今日も僕は全生徒分のテストを作って、全生徒と紙の上で会話をします。